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牛乳パックの豆知識

牛乳パックの扇状の切欠きは?

牛乳パックの上のすみを丸く切ったもの、この扇状の切欠きはバリアフリー対応の「切欠き」。 バリアフリーとは、身体に障害があっても不便を感じないで使えるよう工夫されたもの。身近なものとしてはシャンプー容器の刻み。頭を洗っているとき目が見えないので、シャンプーのボトルに印をつけてリンスのボトルと区別できるようにしたものです。牛乳パックの切欠きは「紙パック飲料の種類がたくさんあって、見分けるのに不便を感じる」という声があって導入されました。だから切欠きが付くのは、屋根型紙パックで500ml以上の、生乳100%の種類別牛乳だけ。加工乳や乳飲料には付きません。開け口の反対側に半円形の切り込みを1ヵ所入れて、ここに触れれば間違いなく牛乳を選べて、開けにくくなっている反対側を、無理に開けてしまうこともなくなります。

牛乳パックの日付の意味は?

書かれている日付は「賞味期限」と「消費期限」のどちらでしょうか。※賞味期限は未開封の状態で冷蔵保存(10℃以下)した場合に、味、安全性の品質が保たれる期限です。開封後は賞味期限にかかわらず、10℃以下で保存し、お早めにお召し上がり下さい。 では「消費期限」と書かれた日付表示の意味はというと、未開封できちんと冷蔵してあれば、この日までは安全という意味です。低温殺菌牛乳の一部に、この期限表示が付いています。あまり日持ちのしない食品に付けられる表示です。「賞味期限」と「消費期限」の意味をよく理解しておいしくいただいてください。

牛乳パックは紙なのに大丈夫?

紙なのに牛乳パックは牛乳を入れても、ふやけたり、やぶけたりしません。それは、紙の両面に、うすいフィルム(ポリエチレンなど)をはっているから。いまでは、牛乳のほかにも、さまざまな飲み物が、紙パックに入っています。